初めてのカナダ

Day 7 - '97/07/18 (Fri)

  初めてのカナダ


学会もとうとう最後の日になった。今日は、一日、ショートコースに出ることになっているが、午後は、アダプティブアレイのsessionがあり、抜けたりした。

朝の休憩時間に、バンクーバーにいる友人に電話した。電話に出てきたのののさんは、友人がまだ寝ているという。バンクーバーとモントリオールの間に3時間の時差があり、ここが10時ころだったので、向こうはまだ朝の7時だ。時差のことが知らなかったわけではないが、実感がなかったので、つい忘れてしまった。

アダプティブアレイのほうが、帯域について考えるものが多かった。最も、そのうちの2件は、MITが中心にやってきたSTAPのことで、レーダー関係の応用が主となっている。また、先日会った韓国のChoi先生は、実験に使った基板を持参して、聴講者に見せてくれた。

ショートコースは、内容についてそれほど目新しいものはなかった。もう少し、アンテナの最新の動向についての紹介があるのかな、と期待していたが、アンテナの解析方法や講演者の研究室で進めているダイバーシティの内容紹介に終始した。

ショートコースが終わって、予稿集を日本に送る。予稿集が分厚いことが確かだが、Air MailでC$200も超え、高く感じた。

会議が終わって、柴田さんと一緒に会場を出る。モントリオールでは最後の夜 になるので、ここにいる友人に電話をしたが、捕まえられなかった。モントリオールに来て、結局一度も会えなかったことになる。残念がりながら、柴田さんと一緒に中華街に行って食事をし、その後、昨日も行ったポートのほうに行って散策した。フリーマーケットで、皮の帽子が売っていたので、それを二つ買った。ついでに、皮で作ったスリッパーも買った。

少しずつ暗くなってくるポートは、きれいだった。しかし、知らない地で夜遅くまでぶらぶらするのは要注意なので、大きい通りを通って戻ることにした。ホテルに戻る地下鉄で、眠さに襲われる。ホテルに戻って、また、すぐ寝るというパターンを取ってしまった。

明日は、モントリオールとさよならする。モントリオールは、きれいだった。生活するには、色々なことを考えないといけないようだが、局外者として見るだけなら最高なところだ。それも、寒くない季節に、だ。

Day 8へつづく


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